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【5分で簡単】子どもの学びを育む!STEAM工作5選


  • 子どもと遊びたいけど、家事や仕事で忙しくて時間がない…
  • 子どもには遊びながら、なにかを学んでほしい!
  • おもちゃを買い与えるのは、抵抗がある…

最近は「ワークライフバランス」なんて言葉もありますが、子どものいる家庭は仕事や家事など、最低限のことをこなすだけでも時間があっという間に過ぎます。

そんなバタバタの日々の中で、子どもとの学びの時間を確保するのはハードルが高いです。

そこでこの記事では、たった5分で作って・遊んで・学べるSTEAM工作を5つご紹介します!

この記事を参考にして、忙しい日常の中でも簡単に子どもとの遊びと学びの時間を取り入れることができます。

まさと

子どもの興味をひきながら、学べるアイデアをぜひお試しください!

目次

身近な材料で楽しく!5分でできる簡単STEAM工作

子どもの成長には、創造力や問題解決能力を育む体験がとても大切です。

特にSTEAM教育は、幼少期から触れることで自然と知識やスキルが身に付きます。

忙しい日々の中でも、短時間でできて片付けも簡単な工作を通して、子どもの成長をサポートできる方法があります。


STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術/リベラルアーツ(Art /Arts)、数学(Mathematics)の頭文字を取った造語です。

たんに学ぶのではなく、それぞれの分野を超えて学ぶことで、問題を発見し、解決力を育てる教育として期待されています。

紙コップでつくるシンプルロケット

子どもって「飛ばせるおもちゃ」大好きですよね。
紙コップロケットは5分もあれば作れるとってもシンプルな工作ですが、遊びながら空気力学の基本を学ぶことができます。

ロケットが「どうして飛ぶの?」「どうして飛ぶ距離が変わるの?」といった?(疑問)が!(ひらめき)に変わったとき、物理をはじめとした科学(Sciense)に自然と興味をもつようになります。

紙コップロケットは、子どもが楽しみながらロケットや飛行機などが飛ぶ原理を学べる簡単な工作です。

空気の流れや運動エネルギーの基礎を体感できるので、科学への興味をもつきっかけになります。

紙コップの飛ぶ距離や速度をコントロールする中で、力の加減が物に与える影響を学ぶことができます。

まさと

遊び終わったら、紙コップを捨てるだけ!

準備するもの

  • 紙コップ(2個)
  • 輪ゴム(2本)
  • はさみ

作りかた

① 紙コップの飲み口に4カ所切り込みを入れる

② 2つのゴムをつなぎ合わせる

③ つなぎ合わせたゴムを切り込みに十字にひっかける

④ ゴムをかけていない紙コップにかぶせて、グッとおさえる

⑤ 手をはなして、紙コップロケット発射🚀

まさと

画用紙やビニールテープで装飾して、芸術(Art)の要素もプラス!

さらに工夫して、紙コップの大きさやゴムの引っ張り方を変えることで、飛距離が変わることを見せてあげてみましょう。飛行の原理がもっとわかりやすくなります。

例えば、同じ紙コップでもゴムを強く引っ張ると遠くまで飛ぶことがわかり、力の使い方によって結果が変わることを実感できます。

STEAMの要素

この工作には、物理学(空気力学)と工学の要素が含まれています。特に、運動エネルギーの基本を理解するにはうってつけです。

紙コップが飛び出すのは、輪ゴムを引っ張ることで蓄えたポテンシャルエネルギーが運動エネルギーに変わるからです。

親子で一緒に飛んだ距離を競うことで「どうすれば、もっと遠くに飛ばせるだろう?」と子どもは自分で考えたり、試したりします。

その繰り返しの中で科学的な考え方を身につけることができます。子どもと一緒にアイデアを出し合って楽しんでください。


ストローフルートで音を学ぼう

子どもが夜になっても口笛や笛を鳴らしていたら「ヘビが出るよ!」と注意するお母さん、お父さんいませんか。私もそのうちの一人です。

ストローフルートはヘビが出るほどうるさくなく、たった5分程度で作れる工作です。

音の高低差が体感できるので、音楽の基礎的な知識と物理の要素を自然と取り入れることができます。

ストローフルートは、手軽に音の振動や波の性質を学ぶことができる優れた工作です。長さの違うストローを使い、息を吹き込むことで異なる音を出す体験は、子どもにとってとても新鮮です。親子で簡単なメロディを作って遊ぶことで、音楽の楽しさを一緒に味わうことができます。

まさと

娘はストローが短いほど音が高くなることに、びっくりしていました。

準備するもの

  • ストロー(6〜8本程度) 何本でもOK
  • はさみ
  • テープ

作りかた

① ストローに曲がる部分がついている場合は、はさみで切り落とす

② 1cmずつ長さが変わるようにはさみでカット 音階をつくりだすポイント

③ カットした部分を指で押しつぶして、平らにする

まさと

音が出るようにするには、しっかり押しつぶすのがポイントです
机や爪などを使って、平たくしましょう

④ 平らにした部分の両画を斜めにはさみで切り落とす

⑤ カットしたストローの切り口をそろえてテープで固定して完成
  切り口から強く息を吹き込むと、「ぶおぉ〜」という音が出る

長さを変えることで音がどう変わるのか説明しながら、子どもに実際に吹いてもらいましょう。

さらに、ストローの太さや材質を変えることで音の違いがどのように生じるかを実験することもできます。

違いを実際に感じることで、音の性質について理解を深めることができるようになります。

STEAMの要素

音の振動と空気の流れを通じて、物理学(音波や振動)の基礎を学ぶことができます。

音楽(Art)と科学(Sience)の要素が組み合わさったこの工作は、音の高低差がどのようにして生じるのかといった、空気の振動が音に変わる仕組みを理解する上で効果的です。

音の違いを実際に聞き比べることで、音楽への興味を引き出すこともできます


牛乳パックで作るバランススケール

左右にゆらゆらと揺れるバランスケール(天秤)は、子どもの興味や関心を唆ります。

バランスケールはわざわざ買わなくても、家にある牛乳パックとひもを使えば簡単に作ることができます。

子どもと一緒に物の重さやバランスの概念を体験してみましょう。

バランススケールは、日常の中で手軽にバランスや重力の概念を学べる工作です。

使い終わった牛乳パックを再利用することは、環境に配慮した活動にもつながります。

目に見える形で重さやバランスを比較することができるので、子どもにとって視覚的にも理解しやすいです。

自分で物を置き、どちらが重いかを比べること繰り返す中で論理的な思考力を養うことができます。

まさと

お気に入りのおもちゃの重さの違いが見てわかるので、子どもは意外とハマりますよ!

準備するもの

  • 牛乳パック(2本)
  • ひも(30cm)
  • 割り箸(1膳)
  • ダブルクリップ(3個)
  • はさみ

作りかた

① 牛乳パックの底から約5cmをはさみで切る

② 切りはなした牛乳パックの両側に穴をあけ、半分に切ったひもを穴にとおし、丸結びをして固定

③ 底を切りはなした牛乳パックを使って、向かい合うように三角形と長方形にはさみで切る

④ 割り箸をわり、中央にダブルクリップをとめて、三角形に切った部分にのせる

⑤ ④でのせたダブルクリップの持ち手部分に、もう一方の割り箸をとおし、両側に②で作った受け皿をつるして完成

バランススケールで色々な物を量りながら、重さの違いを子どもに実感させることができます。

さらに、バランスが崩れる原因や、それを調整する方法について一緒に考えることで問題解決能力も向上します。

例えば、バランスが取れるようにするためには「どちらの物が重い?」「軽い方にどのくらいの重さを足せばいい?」と子どもに考えさせ、試行錯誤を繰り返すことで正解を導きだします。

同じような見た目の物でも重さの違いに気付かせることで、体積の違いを実感させることができます。

このような遊びを通じた視覚や触覚を使った学習が子どもの実践的な知識に変わります。

STEAMの要素

この工作には、数学と物理の要素が含まれています。具体的には、重力、重心、バランスの概念を実体験を通じて理解できるところがポイントです。

スケールのバランスを取るために物を加えたり減らしたりすることで、重さの測定方法や比較の仕方、力のかかり方に対する直感的な理解を深めることができます。

物理的な法則を体感しながら、自分の手で解決策を見つけるというプロセスが、STEAM教育の核となる「問題解決能力」の向上にもつながります。


ペーパーブリッジで学ぶ構造力学

紙で橋を作って、どれくらいの重さに耐えられるか試してみましょう。

画用紙を折るだけの工作ですが、シンプルだからこそ形や折り方の違いで橋の強度が変わることが子どもでも分かりやすいです。

ペーパーブリッジの実験は、紙を使って小さな橋を作り、その橋の上に重りをのせて構造の強度を試すというものです。

色んな形や折り方を試行錯誤しながら、どの構造の橋がより強いのかを観察します。

子どもでも簡単な工作ですが、構造力学の基本を実感することができます。

まさと

高校や大学の工学部の授業で取り扱われることも!

準備するもの

  • 画用紙(1枚)
  • 小さなおもちゃなどの重り(好きなだけ)
  • ティッシュボックスなどの厚めのもの(2つ)

作り方

① 2つのティッシュボックスを少し間をあけて置き、それにまたがるように画用紙を橋としてかける

② 画用紙の上に重りをのせ、どれくらいの重さに耐えられるか試す

色んな形状のペーパーブリッジを作ってみましょう。

例えば
・波折り
・両脇を折る
・何度も折って厚くする
・三角形に折る
・丸める

などなど、橋の形状を変えることで耐えられる重さが変わることを観察しましょう。

構造の違いによる安定性や強度を視覚的に学べるので、楽しみながら構造力学の考え方を養うことができます。

まさと

折り方を変えるとお茶の入ったコップも耐えられます!

STEAMの要素

この実験では、工学と構造力学の基礎が含まれています。

どの形状が安定するか、どの構造が重さに耐えられるかといった力学の基本を体験することで、構造物がどう支えられているかについての理解が深まります。

自分で作ったものがどのような動きをするかを観察することは、科学的な探求心と問題解決能力を養い、STEAM教育の「工学(Engineering)」の側面を学ぶことができます。


塩粘土で形を遊びながら学ぼう

家にあるものだけで作れる塩粘土は、子どもが自由に形を作って遊びながら、感覚を鍛えるのにぴったりな工作です。

材料がすべて自然素材なので、安心して使うことができますし、後片付けも簡単です。

塩粘土は、小麦粉と塩、水を混ぜるだけでできるシンプルで安全な粘土です。

幼児にも使いやすく、形を作ることで手先の器用さや創造力を養うことができます。

特に、0歳から6歳までの子どもにとって、触覚を使って物を感じる経験は脳の発達に非常に重要です。

さらに、遊んだあとは、作った形を乾燥させて保存することもできますし、シンクに水で洗い流して処分することもできますので、後片付けがとっても簡単なのも嬉しいポイントです。

まさと

気がついたときには、大人のほうが楽しんでいることも…(実話)

準備するもの

  • 食塩(2カップ)
  • 小麦粉(1カップ)
  • 水(1カップ)
  • ボウル

作りかた

① ボウルに小麦粉と塩を入れて混ぜる

② 水を少しずつ加えながら、手でこねて柔らかさを調整する

③ 扱いやすい柔らかさになったら、1つにまとめる

④ 自由に形をつくる
  食べ物や季節のオーナメントなど、子どもの興味に合わせて色々なものをつくる

作った形をそのまま置いておきたい場合は、乾燥させることで固めることができます。

自然乾燥でも固めることができますが、オーブンで焼くと1時間程度に短縮可能です!

さらに、固まった塩粘土はアクリル絵の具などを使って、色付けすることもできます。
カラフルな塩粘土を作ることで、より楽しみながら五感を刺激することが期待できます。

塩粘土はは自然に分解されるため、環境にも優しく、家庭内でエコな教育を実践することができます。

STEAMの要素

塩粘土遊びには、形状や物体の感触を学ぶ「アート(Art)」の要素が含まれています。

子どもは、触覚を使いながら物の形や大きさを感じ、立体的な物を作ることで空間認識能力が養われます。

形を作るためには計画性や集中力が必要であり、手を動かすことで「工学(Engineering)」のスキルも身につけることができます。

作った形がどのようにして乾燥するのか、どうすれば長く保存できるのかといった科学的な実験要素も加わり、総合的なSTEAM教育に役立つ遊びです。


まとめ

今回紹介した5つのSTEAM工作は、どれもわずか5分で作ることができ、後片付けも楽に行えるものばかりです。

子どもが楽しみながら学べることを目的とし、身近な材料を使って短時間で取り組むことができるので、共働きなどの忙しい家庭でも無理なく日常に取り入れることができます。

STEAM教育は、子どもの好奇心や創造力、論理的思考を育む新しい時代の学びです。

短い時間でも、子どもと一緒に体験し、学びを深める時間を作ることで、子どもの成長をしっかりとサポートすることができます。

この記事で紹介したアイデアを参考に、日々の生活に学びの楽しさをプラスしてみてください!


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